海外安全性情報速報
JAPIC Pharma Report 海外医薬情報（速報）

No.898　2013年9月12日発行

承認関連情報

FDA NEWS RELEASE（2013.9.10）

米FDA，徐放性および長時間作用型Opioid鎮痛剤の安全性に関する表示改訂を要求し，警告を強化

安全性情報

非ST部分上昇型急性冠動脈症候群に対するPrasugrelによる前処置：無作為化二重盲検Phase III試験

ACCOAST Investigators：Montalescot G.（Centre Hospitalier Universitaire Pitie–Salpetriere，Paris／France），ほか N. Engl. J. Med. 369（11）999－1010／（2013．9．12） Prasugrelを使用した前処置により，重大な出血性合併症の発生率が上昇した。 ※編集部注：同誌同号p.1056にKeaneyの論説が掲載されています。

重症患者におけるThiopentalとEsomeprazoleの相互作用（Esomeprazoleとの併用によるThiopentalの半減期延長，分布容積の増加）：52例（高齢者を含む）における検討

Marsot A.（Aix Marseille Universite，Marseille／France），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 69（9）1667－1672／（2013．9）

In vivoにおけるEthanol存在下でのMorphineグルクロン酸抱合低下：ノルウェーのデータベースを用いた検討

Hoiseth G.（Norwegian Inst. Public Health，Oslo／Norway），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 69（9）1683－1687／（2013．9）

腎機能障害と尿路感染症を有する女性患者におけるプライマリケアでのNitrofurantoinの無効性および有害事象（肺関連有害事象の増加）：オランダのデータベースを用いた検討

Geerts A. F. J.（Utrecht Univ.，Utrecht／Netherlands），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 69（9）1701－1707／（2013．9）

内科診療所を退院した高齢患者における実際の薬物－薬物相互作用：プロスペクティブ観察研究

Marusic S.（Univ. Hosp. Dubrava，Zagreb／Croatia），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 69（9）1717－1724／（2013．9） 有害転帰をもたらす薬物－薬物相互作用を検討し，相互作用による有害反応に関連する頻度が最も高かった薬剤クラスはアンジオテンシン変換酵素阻害剤であった。