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海外安全性情報速報
JAPIC Pharma Report 海外医薬情報(速報)

No.940 2014年7月17日発行

承認関連情報


FDA/News Release(2014.7.9)
米ダイエタリーサプリメント製造会社Triceutical, Inc.,製造を中止し2012年2月6日以降の製品をリコール/破棄することに同意
米FDAが発行した2012年11月8日付けのwarning letter後の監査でも,違反が是正されていないなどの理由による,同意判決の下での措置であることなど。

European Medicines Agency/News and press release archive(2014.7.11)
European Medicines Agency・PRACの7月会合からの見解
PRACは,高分子量povidoneを含有するmethadone経口液剤の販売差し止め,Rienso(ferumoxytol)については重篤な過敏症反応の報告があるため15分以上かけて点滴すべきであること,bromocriptineを使用制限することについて勧告したことなど。


安全性情報


高リスク患者における徐放性NiacinとLaropiprantの併用効果:多施設共同無作為化二重盲検試験
HPS2-THRIVE Collaborative Group:Landray M. J.(Univ. Oxford,Oxford/UK),ほか
N. Engl. J. Med. 371(3)203-212/(2014.7.17)
StatinベースのLDLコレステロール低下療法に追加した徐放性niacinとlaropiprantの併用療法は,糖尿病管理の障害,糖尿病の診断,重篤な有害事象(胃腸系,筋骨格系,皮膚,予期しない感染症,出血)の増加に関連していた。
※編集部注:同誌同号p.271にLloyd-Jonesらの論説が掲載されています。

中国人健常被験者におけるGabapentinの薬物動態に対するキノコ摂取の影響:オープンラベル試験
Toh D.S.L.(Univ. Sydney,Sydney/Australia),ほか
Br. J. Clin. Pharmacol. 78(1)129-134/(2014.7)
Ergothioneineを含むキノコが豊富に含まれる食事によりgabapentinの腎クリアランスはわずかながら増加したことから,食物-薬剤の相互作用の可能性が示唆される。

Donepezilのクリアランスにおける,CYP2D6,CYP3A,ABCB1,POR,NR1I2の遺伝子型の影響を評価するための母集団薬物動態法:129例(高齢者を含む)における横断研究
Noetzli M.(Lausanne Univ. Hosp.,Prilly/Switzerland),ほか
Br. J. Clin. Pharmacol. 78(1)135-144/(2014.7)
Donepezilのクリアランスは,CYP2D6のextensive metabolizerに比べてpoor metabolizerで32%低値,ultrarapid metabolizerで67%高値を示した。

モデリングとシミュレーションを利用した小児におけるWarfarin必要投与量に関する特性の変動:163例(0.06~18.9歳)における検討
Hamberg A.K.(Uppsala Univ.,Uppsala/Sweden),ほか
Br. J. Clin. Pharmacol. 78(1)158-169/(2014.7)
Warfarinの維持用量に影響を及ぼす因子は,CYP2C9遺伝子型(投与量に最大4倍の差),VKORC1遺伝子型(投与量に最大2倍の差)などであった。

 

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