海外安全性情報速報
JAPIC Pharma Report 海外医薬情報（速報）

No.950　2014年9月25日発行

承認関連情報

今回該当する記事はございませんでした。

安全性情報

Benzodiazepineの使用とアルツハイマー病のリスク：高齢者におけるケースコントロール研究

de Gage S. B.（Universite de Bordeaux，Bordeaux／France），ほか BMJ（7975）12／（2014．9．20） 長時間作用型（bromazepam，chlordiazepoxide，clobazamなど）は短時間作用型（alprazolam，lorazepam，oxazepamなど）と比較して，アルツハイマー病との関連性が強かった。 ※編集部注：同誌同号p.7にYaffeらの論説が掲載されています。

Clinical Picture：クロストリジウム・ディフィシレ汎大腸炎における大腸のマーブリング（colonic marbling）；1症例の報告

Stirling P.（Luton and Dunstable Univ. Hosp.，Luton／UK），ほか Lancet（9948）1128／（2014．9．20） 患者はcefuroximeおよびmetronidazoleを使用していた。

Vemurafenibの皮膚における副作用としての化膿性肉芽腫：1症例（高齢者）の報告

Sammut S. J.（Addenbrooke's Hosp.，Cambridge／UK），ほか N. Engl. J. Med. 371（13）1265－1267／（2014．9．25）

2型糖尿病の被験者におけるCanagliflozinの有効性と安全性：システマティックレビューとメタアナリシス

Yang X.（TCM Hosp. Affiliated to Luzhou Med. Coll.，Sichuan Province／People's Republic of China），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 70（10）1149－1158／（2014．10） Canagliflozin群では，プラセボ群および実薬群（sitagliptin，glimepiride）に比べて生殖器感染および浸透圧利尿関連事象（頻尿，下痢）の発症率が高かった。

HIVインテグラーゼ阻害剤Dolutegravirの薬物動態に酵素誘導剤EfavirenzおよびTipranavir／Ritonavirが及ぼす影響：オープンラベルPhase I試験

Song I.（GlaxoSmithKline，Durham／USA），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 70（10）1173－1179／（2014．10） Efavirenzまたはtipranavir／ritonavirとの併用によりdolutegravirの曝露が低下した。

複数の抗てんかん薬を併用している患者において，チトクロームP450（CYP）誘導剤がCYP阻害剤併用／非併用下で血清中Clobazam濃度に及ぼす影響：レトロスペクティブレビュー

Yamamoto Y.（Shizuoka Inst. Epilepsy and Neurological Disorders，Shizuoka／Japan），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 70（10）1203－1210／（2014．10） Clobazam血清中濃度／投与量は酵素誘導剤（phenytoin，carbamazepine，phenobarbital）使用患者において未使用患者と比較して低値であり，酵素誘導剤ではないvalproic acid使用患者においても低値であった。