海外安全性情報速報
JAPIC Pharma Report 海外医薬情報（速報）

No.1037　2016年6月23日発行

承認関連情報

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安全性情報

心房細動患者における多剤併用，およびApixabanとWarfarinの効果の比較：ARISTOTLE試験の事後解析

Jaspers Focks J.（Radboud University Nijmegen Medical Centre，Nijmegen／Netherlands），ほか BMJ（8062）480／（2016．6．18） 多剤併用群において，併存疾患，apixabanまたはwarfarinと相互作用を起こす薬剤（CYP3A4阻害剤など）の使用が多く，死亡率，血栓塞栓性合併症および出血性合併症の発生率が高かった。

ヨード造影剤によるヨード性皮疹：１症例の報告

Chalela J. G.（Hospital Universitario Fundacion Santa Fe de Bogota，Bogota／Colombia），ほか N. Engl. J. Med 374（25）2477／（2016．6．23）

地域社会在住の高齢者における抗うつ剤（SSRIなど）の使用と繰り返し生じる転倒： Health ABC studyからの所見

Marcum Z. A.（University of Washington，Seattle／USA），ほか Ann. Pharmacother. 50（7）525－533／（2016．7）

大学病院の血液学的腫瘍科入院患者における制酸剤使用の臨床転帰：レトロスペクティブな診療記録のレビュー

McCaleb R. V.（University of Arkansas for Medical Sciences College of Pharmacy，Little Rock／USA），ほか Ann. Pharmacother. 50（7）541－547／（2016．7） 制酸剤（プロトンポンプ阻害剤など）の使用により院内肺炎およびClostridium difficile関連下痢のリスクの増加傾向がみられた。

痙攣発作の閾値を低下させる薬剤

Hitchings A. W.（University of London and St George’s University Hospitals NHS Foundation Trust，London／UK） Adverse Drug Reaction Bulletin（298）1151－1154／（2016．6） 痙攣発作の閾値を低下させる薬剤［抗生物質（βラクタム系，isoniazid，抗マラリア薬，他の抗生物質），鎮痛薬（オピオイド系，非オピオイド系），methylxanthines，抗精神病薬，抗うつ薬，bupropion，抗てんかん薬，麻酔薬など］について述べている。