Al Faqeer N.（King Hussein Cancer Center，Amman／Jordan），ほか
J. Clin. Pharmacol. 57（2）275－279／（2017．2）
Monthly recap of health product safety information
Health Product InfoWatch（January 2017／6pp）
2016年12月に医療専門家および消費者に対して行われた勧告や安全性レビューの概要。直接作用型抗ウイルス薬のDaklinza（daclatasvir），Epclusa（sofosbuvir／velpatasvir），Galexos（simeprevir），Harvoni（sofosbuvir／ledipasvir)，Holkira Pak（dasabuvir／paritaprevir／ombitasvir／ritonavir），Sovaldi（sofosbuvir），Sunvepra（asunaprevir），Technivie（paritaprevir／ombitasvir／ritonavir），Zepatier（grazoprevir／elbasvir）によるB型肝炎ウイルスの再活性化などについて記載。
製品モノグラフの更新：Mekinist（trametinib）
Health Product InfoWatch（January 2017／6pp）
大腸炎と消化管穿孔のリスクが，カナダの製品モノグラフの警告および使用上の注意，副作用の項目に追加された。本剤の投与患者において，致死的転帰を含む大腸炎と消化管穿孔が報告されている。消化管穿孔のリスク因子（憩室炎の既往，消化管への転移，消化管穿孔のリスクが認識されている医薬品の併用など）を有する患者においては，本剤の単剤療法またはdabrafenibとの併用は慎重に行うべきであることなどについて記載。
製品モノグラフの更新：Neurontin（gabapentin）
Health Product InfoWatch（January 2017／6pp）
呼吸抑制のリスクに関する追加情報が，カナダの製品モノグラフの警告および使用上の注意の項目に追加された。既に製品モノグラフにはopioidsと併用した場合の呼吸抑制のリスクに関する情報が記載されている。gabapentinは，呼吸抑制の重篤症例だけでなく，鎮静，傾眠，意識消失などの中枢神経系抑制にも関連付けられている。中枢神経系抑制薬とgabapentinの併用も要因となることなどについて記載。
