ホーム JAPICの紹介 サービスの紹介 附属図書館 アクセス サイトマップ リンク  
サービスの紹介
HOME > サービスの紹介 > 定期更新情報 > JAPIC Pharma Report 海外医薬情報(速報)

海外安全性情報速報
JAPIC Pharma Report 海外医薬情報(速報)

No.1099 2017年9月14日発行

承認関連情報


今回該当する記事はありませんでした。


安全性情報


妊娠中の母親の抗うつ剤(SSRIなど)使用と児の精神疾患との関連性:デンマークの記録データに基づいたコホート研究
Antidepressant use during pregnancy and psychiatric disorders in offspring: Danish nationwide register based cohort study(doi: 10.1136/bmj.j3668)
Xiaoqin Liu(Aarhus University,Aarhus/Denmark),ほか
BMJ(8120)1-10/(2017.9.9)
※編集部注:同誌同号doi: 10.1136/bmj.j3950にNordengらの論説が掲載されています。

地域社会に在住する高齢のアルツハイマー病患者における潜在的に不適切な医薬品(向精神薬など)の使用と股関節骨折:コホート研究
Incident Use of a Potentially Inappropriate Medication and Hip Fracture in Community-Dwelling Older Persons With Alzheimer’s Disease
Virva Hyttinen(University of Eastern Finland,Kuopio/Finland),ほか
Ann. Pharmacother. 51(9)725-734/(2017.9)

Letter to the Editor:月1回のPaliperidone Palmitate使用に関連した低ナトリウム血症;1症例の報告
Hyponatremia Associated With Once-Monthly Paliperidone Palmitate Use
Alex N. Isaacs(Purdue University College of Pharmacy,Indianapolis/USA),ほか
Ann. Pharmacother. 51(9)817-818/(2017.9)

lithium濃度モニタリングと毒性
Medicines Safety Update Volume 8,Number 4,August-September 2017;p.1-2
医療専門家は,リチウム毒性の初期症状が血清治療域に近いあるいは範囲内で発現する可能性があることについて,再度注意喚起されている。医療専門家は,特にリスク因子を有する患者において,リチウム毒性の潜在的徴候に依然として警戒すべきである。2017年5月17日時点で,豪TGAはlithiumが毒性を発現したと疑われる報告58件を受けた。そのうち2例は死亡し,1例は2013年にリチウム毒性の結果として死亡した高齢者であった。血清lithium濃度が得られた症例においては1.09~5.72mmol/Lの範囲であり,7例は1.5mmol/L未満であった。lithiumのクリアランスを低下させる医薬品として非ステロイド性抗炎症薬[NSAIDs],ACE阻害薬,アンジオテンシン2受容体拮抗薬,利尿薬などが知られていることなどについて記載。

hyoscine butylbromideアンプルに対する新たな注意喚起
Medicines Safety Update Volume 8,Number 4,August-September 2017;p.1-2
医療専門家は,hyoscine butylbromide(Buscopan)の非経口投与が,頻脈,低血圧およびアナフィラキシーを発現する可能性があり,そのため心疾患の既往を有する患者には注意して使用すべきであることについて,再度注意喚起されている。本剤のオーストラリアの製品情報(PI)には,潜在的な副作用として頻脈,血圧低下およびアナフィラキシーが記載されているが,これらの有害事象が心疾患を有する患者においてより重篤となりうるため,使用上の注意の項目により強固な警告を含めるよう現在改訂されている。TGAの有害事象データベースにおいて,本剤の使用に関連して頻脈および/あるいは低血圧について記述された28例が存在する。アナフィラキシー反応について記述されたさらなる4例が存在する。これらの反応が心疾患の既往を有する人において発現したか否かを確定するためには,得られた臨床情報は不十分であることなどについて記載。

 

▲ページトップへ