藍と書く。別名は、タデアイ、アイタデ。学名;Polygonum tinctorium。英名はChinese indigo。タデ科の1年草。ベトナム南部原産、日本には古く飛鳥時代に中国から藍染用の植物として染色法とともに渡来。秋になると穂状の紅色の小花を多数つける。黒褐色の小さな種子を結ぶ。種子は薬用(生薬名は藍実(らんじつ)。葉は藍染に使う。葉にはインディカン(Indican)が含有。インディカンは配糖体であり葉の中の酵素で加水分解されインドキシル(indoxyl)になり、これが空気等で酸化されると藍色染料のインディゴ(indigo)を生じる。19世紀末ドイツでインディゴの工業的化学合成法が開発され植物による藍染法はすっかり衰退した。(hy) | ||||
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