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ぼたん
名刹の庭などにに咲く豪華な花の典型で、この写真は東京上野寛永寺の寒牡丹である。根皮は局方生薬の牡丹皮で簡単なフェノール化合物のペオノールの香りがきつく、時には結晶が吹き出ている。根皮を剥ぐのに以前は歯を使ったそうで、生薬の断面は丁度、視力検査の環のような形になる。漢方で「お血」を去る目的で数多くの婦人薬に処方される。「座れば牡丹」という言葉は、下腹が痛くてしゃがみこんだ婦人をなおす薬の指標という説もある。(ky)
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