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海外安全性情報速報
JAPIC Pharma Report 海外医薬情報(速報)

No.658 2008年10月23日発行

承認関連情報


FDA Newts(2008.10.16)
米FDA,乾癬治療薬Raptiva(Efalizumab)の表示改訂を発表,生命を脅かす感染症リスクについて『枠囲み警告』など改訂,市販後サーベイランスに基づいて
細菌性敗血症,ウイルス性髄膜炎,侵襲性真菌性疾患,進行性多巣性白質脳症(PML),その他日和見疾患のリスクについて『枠囲み警告』に記載。


安全性情報


早期多発性硬化症に対するAlemtuzumabとInterferon Beta-1aの比較:無作為化試験
The CAMMS223 Trial Investigators:Coles A. J.(Univ. Cambridge Sch. Clin. Med.,Cambridge/UK),ほか
N. Engl. J. Med. 359(17)1786-1801/(2008.10.23)
早期多発性硬化症の患者に対して,alemtuzumabはinterferon beta-1aよりも有効であったが, alemtuzumab投与群では3例が免疫性血小板減少性紫斑病(うち1例が死亡)を発症したことをうけ,2008年9月にalemtuzumab投与は中止されたことなどについて記載されている。
※同誌同号p.1838にHauserの論説が掲載されています。

All-Trans Retinoic Acid(ATRA)とItraconazole療法の相互作用による高カルシウム血症:急性前骨髄球性白血病に対してZoledronic Acid投与が奏効した1症例の報告
Cordoba R.(Hosp. Universitario La Paz,Madrid/Spain),ほか
Eur. J. Clin. Pharmacol. 64(10)1031-1032/(2008.10)

Adverse Drug Reaction Bulletinから
・抗真菌剤による有害反応
Gogtay N. J.(Seth GS Med. Coll.& KEM Hosp.,Mumbai/India),ほか
Adverse Drug Reaction Bulletin(251)963-966/(2008.8)
真菌感染症に対して,古くからあるamphotericin Bおよびflucytosineは現在でも使用し続けられているが,それぞれ,腎毒性,肝毒性,および骨髄抑制など重大な副作用に関連している。表在性真菌症に対するimidazolesの局所投与は,局所反応を引き起こす可能性があること,tirazolesは肝毒性を引き起こす可能性があり,またCYP450酵素に代謝されることから,薬物相互作用が起こりやすいこと,視覚障害および光線過敏性はvoriconazoleの使用に関連していること,echinocandinsは注入関連反応を引き起こす可能性があること,各抗真菌剤の毒性などについて記載されている。

 

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