Montastruc F.(Universite de Toulouse,Toulouse/France),ほか
Eur. J. Clin. Pharmacol. 68(5)767-775/(2012.5)
セロトニン再取り込み阻害剤(SRIs)による薬物有害反応(ADRs)の約40%が薬物相互作用(DDIs)と関連していた。SRIsは,主に向精神薬(抗精神病薬,benzodiazepines等),抗血栓薬(ビタミンK拮抗薬,抗血小板薬等),利尿薬およびアンジオテンシンII拮抗薬と相互作用していた。DDIsによるADRs(出血,混乱,転倒,低ナトリウム血症,セロトニン症候群等)に最も多く関与していた抗うつ剤はescitalopram,fluoxetine,citalopramであった。
一般的に使用される向精神薬は下部尿路症状に関連しているか?:Boston Area Community Health(BACH)Survey
Hall S. A.(New England Res. Inst.,Watertown/USA),ほか
Eur. J. Clin. Pharmacol. 68(5)783-791/(2012.5)
非定型抗精神病薬は女性の下部尿路症状の罹患率増加に関連していたが,SSRIsは関連していなかった。