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海外安全性情報速報
JAPIC Pharma Report 海外医薬情報(速報)

No.839 2012年7月12日発行

承認関連情報


FDA/Recall -- Firm Press Release(2012.7.9)
Stryker Corp.,人工股関節RejuvenateおよびABG IIを自主回収,フレッチングおよび腐食に関連するリスクがあるとして
米FDAは少なくとも2件の有害事象の報告を受けていることなど。

FDA NEWS RELEASE(2012.7.5)
米FDA,Roche Holding AGのサイトメガロウイルス(CMV)検査COBAS AmpliPrep/COBAS TaqMan CMV Testを承認

FDA NEWS RELEASE(2012.7.6)
米FDA,Qiagen N.V. 開発のKRAS遺伝子検査Therascreen KRAS RGQ PCR Kitを承認,Eli Lilly & Co. およびBristol-Myers Squibb Co.のErbitux(Cetuximab)が有効な結腸直腸癌患者を判定


安全性情報


重度敗血症におけるHydroxyethyl Starch 130/0.42(Tetraspan)と酢酸リンゲル液(Sterofundin ISO)の比較:多施設盲検無作為化試験
6S Trial Group and Scandinavian Critical Care Trials Group:Perner A.(Rigshospitalet,Copenhagen/Denmark),ほか
N. Engl. J. Med. 367(2)124-134/(2012.7.12)
Hydroxyethyl starch 130/0.42による輸液蘇生に割り付けられた患者では,90日時点の死亡リスクが増加し,腎代替療法を必要とする割合が高かった。

ラベルに従って投与した場合のLercanidipine(Zanidip)全身暴露の違い:絶食状態および食事15分前の比較
Alvarez C.(Universidad Complutense de Madrid,Madrid/Spain),ほか
Eur. J. Clin. Pharmacol. 68(7)1043-1047/(2012.7)
投薬から15分後の標準(非高脂肪,非高カロリー)食の摂取により,S-lercanidipineのAUCおよびCmaxが各々1.78倍および1.82倍増加した。

禁煙補助剤Vareniclineに関連した鼻出血およびその他の出血性イベント:ニュージーランドおよびオランダのファーマコビジランスセンターからのケースシリーズ
Harrison-Woolrych M.(Univ. Otago Med. Sch.,Dunedin/New Zealand),ほか
Eur. J. Clin. Pharmacol. 68(7)1065-1072/(2012.7)

キューバCamaguey州の小児におけるファーマコビジランス:2009年1月~2010年12月における薬物有害反応(ADRs)報告の解析
Barzaga Arencibia Z.(Chilidren’s Hosp. Eduardo Agramonte Pina,Camaguey/Cuba),ほか
Eur. J. Clin. Pharmacol. 68(7)1079-1084/(2012.7)
ADRsの疑い533件が報告され,1/3近くが中等度(155件)もしくは重度(10件)であった。ceftriaxoneに関連した死亡が1例報告された。ワクチンや抗生物質が,最も多くのADRs(392件)および全ての重度のADRs(10件)の原因であったことなど。

Bevacizumab誘発の重篤な副作用(消化管,血栓塞栓性,出血性イベントなど):French Pharmacovigilanceデータベースのレビュー
Taugourdeau-Raymond S.(Centre Regional de Pharmacovigilance,Marseille/France),ほか
Eur. J. Clin. Pharmacol. 68(7)1103-1107/(2012.7)

Tamoxifen暴露に及ぼすRifampicinによるCYP誘導の影響(両剤の併用によるTamoxifenおよびその代謝物の顕著な血漿中濃度低下):無作為化クロスオーバー試験
Binkhorst L.(Univ. Med. Cen.,Rotterdam/Netherlands),ほか
Clin. Pharmacol. Ther. 92(1)62-67/(2012.7)

抗うつ剤の使用と院外心停止のリスク:デンマークのケース・タイム・コントロール研究
Weeke P.(Copenhagen Univ. Hosp.,Gentofte/Denmark),ほか
Clin. Pharmacol. Ther. 92(1)72-79/(2012.7)
院外心停止(OHCA)のリスク増加が主にcitalopramやnortriptylineでみられた。SSRIや三環系抗うつ剤のいずれもOHCAの同程度のリスク増加と関連していた。

有害反応とインシデント報告-2011年
Canadian Adverse Reaction Newsletter(Volume 22,Issue 3,July 2012/6pp)
Canada Vigilance Programを通じて収集された健康製品(医薬品,バイオテクノロジー製品,血液製剤および生物学的製剤など)の有害反応が疑われた報告および,医療機器に関するインシデントの概要。2011年にカナダ国内から41923件の有害反応報告があった。最も多く報告された医薬品(免疫抑制剤,精神安定剤など)や器官別大分類ごとの有害反応のトップ10,医療機器について9228件のインシデントが収集されたことなどについて記載。

 

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