海外安全性情報速報
JAPIC Pharma Report 海外医薬情報（速報）

No.925　2014年3月27日発行

承認関連情報

今回該当する記事はございませんでした。

安全性情報

Clinical Picture：カルシフィラキシス；1症例の報告

Zhou Q.（Univ. Heart Cen. Freiburg，Freiburg／Germany），ほか Lancet（9922）1067／（2014．3．22） カルシフィラキシスと診断された患者のリスク要因の一つとしてphenprocoumonによる抗凝固が挙げられた。

母親および乳児におけるマクロライド系抗生物質の使用と乳児の肥厚性幽門狭窄（IHPS）リスク：デンマークにおける全国規模のコホート研究

Lund M.（Statens Serum Institut，Copenhagen S／Denmark），ほか BMJ（7950）14／（2014．3．22） 年少乳児のマクロライド系抗生物質（erythromycin，roxithromycin，azithromycin，clarithromycinなど）の使用はIHPSと関連していた。出産後2週間以内の母親における使用もIHPSリスク上昇と関連していた。

Interferon Beta（Rebif）に関連した血栓性微小血管症：4症例の報告

Hunt D.（Edinburgh Univ.，Edinburgh／UK），ほか N. Engl. J. Med. 370（13）1270－1271／（2014．3．27） 遺伝子組換えinterferon beta治療を受けていた多発性硬化症患者が，重度または悪性高血圧に関連した血栓性微小血管症を発症した。

集中治療環境での薬物動態学的／薬力学的データの収集における課題：動脈瘤性くも膜下出血患者におけるClazosentanの母集団PK／PDモデリング；Phase III試験のデータ解析

Zisowsky J.（Actelion Pharms. Ltd，Allschwil／Switzerland），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 70（4）409－419／（2014．4） Clazosentanの曝露に伴う肺合併症の上昇，QT間隔延長，濃度に比例した血圧低下が示された。

2型糖尿病患者におけるCYP2C9，KCNJ11，ABCC8の多型とSulphonylureaによる治療への反応：156例（高齢者を含む）における検討

Klen J.（General Hosp. Trbovlje，Trbovlje／Slovenia），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 70（4）421－428／（2014．4） CYP2C9多型は60歳以上の患者において低血糖の発症に影響した。

Flupirtine誘発性肝障害－Berlin Case-control Surveillance Studyからの7症例およびドイツの自発的な薬物有害反応報告データベースのレビュー

Douros A.（Charite-Universitatsmedizin Berlin，Berlin／Germany），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 70（4）453－459／（2014．4）

癌患者におけるAflibercept治療に関連した死亡：10試験のメタアナリシス

Qi W.（Shanghai Jiao Tong Univ. Affiliated Sixth People's Hosp.，Shanghai／China），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 70（4）461－467／（2014．4）

小児（新生児，乳児を含む）におけるIbuprofenおよびAcetaminophenの併用と急性腎障害リスク上昇の関連性，自発的な有害事象報告システム（AERS）を用いたレトロスペクティブ解析

Yue Z.（Tianjin Univ.，Tianjin／People's Republic of China），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 70（4）479－482／（2014．4）

Methylprednisolone誘発性肝毒性：グローバルな薬物有害反応の調査からの経験

Caster O.（Uppsala Monitoring Cen.，Uppsala／Sweden），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 70（4）501－503／（2014．4）