海外安全性情報速報
JAPIC Pharma Report 海外医薬情報（速報）

No.952　2014年10月9日発行

承認関連情報

今回該当する記事はございませんでした。

安全性情報

Apixaban，Rivaroxaban，Dabigatranによる冠動脈リスクの比較：メタアナリシスおよび補正後の間接比較

Loke Y.K.（Univ. East Anglia，Norfolk／UK），ほか Br. J. Clin. Pharmacol. 78（4）707－717／（2014．10） Dabigatran群では，対照群（プラセボまたは他の抗凝固／抗血小板剤），apixaban群，rivaroxaban群のいずれと比較しても，冠血管イベント（心筋梗塞および不安定狭心症）のリスクが有意に高かった。

血管内皮増殖因子チロシンキナーゼ阻害剤の治療を受けた癌患者におけるうっ血性心不全リスク：36臨床試験のシステマティックレビューとメタアナリシス

Qi W.（Shanghai Jiao Tong Univ. Affiliated Sixth People's Hosp.，Shanghai／China），ほか Br. J. Clin. Pharmacol. 78（4）748－762／（2014．10）

Lamivudineの薬物動態に腎機能障害が及ぼす影響の評価：HIV-1感染患者（高齢者を含む）におけるレトロスペクティブ母集団薬物動態解析

Bouazza N.（Universite Paris Descartes Sorbonne Paris Cite，Paris／France），ほか Br. J. Clin. Pharmacol. 78（4）847－854／（2014．10） Lamivudineの消失クリアランスは腎機能に関連しており，軽度腎機能障害患者ではFDAの推奨用量（300mg／日）が過剰曝露を招くおそれがある。

Apixabanの薬物動態および薬力学にNaproxenが及ぼす影響の評価：無作為化オープンラベル試験

Frost C.（Bristol-Myers Squibb，Princeton／USA），ほか Br. J. Clin. Pharmacol. 78（4）877－885／（2014．10） Naproxen併用により，apixaban単剤投与時と比較し，バイオアベイラビリティー増加によると考えられるapixaban曝露が増大し，出血時間が長くなった。