海外安全性情報速報
JAPIC Pharma Report 海外医薬情報（速報）

No.954　2014年10月23日発行

承認関連情報

今回該当する記事はございませんでした。

安全性情報

Case Report：肺移植患者における胸腔内への肩甲骨逸脱；1症例（高齢者）の報告

Chansakul T.（Harvard Med. Sch.，Boston／USA），ほか Lancet（9952）1476／（2014．10．18） 肺移植におけるsteroidsの投与などが逸脱の一因となった可能性がある。

転移性結腸直腸癌に対するFOLFOXIRIおよびBevacizumabによる初期治療：Phase III無作為化オープンラベル多施設試験

Loupakis F.（Azienda Ospedaliero–Universitaria Pisana，Pisa／Italy），ほか N. Engl. J. Med. 371（17）1609－1618／（2014．10．23） 実験群[FOLFOXIRI（fluorouracil，leucovorin，oxaliplatin，irinotecan）+bevacizumab]は，対照群[FOLFIRI（fluorouracil，leucovorin，irinotecan）+bevacizumab]よりグレード3または4の神経毒性，口内炎，下痢および好中球減少症の発生率が高かった。

無作為化二重盲検プラセボ／実薬対照Thorough QT試験に基づくOndansetron（Zofran）の用量変更を支持するモデル化およびシミュレーションの統合：健常成人におけるクロスオーバー試験および母集団用量反応解析

Zuo P.（GlaxoSmithKline，Research Triangle Park／USA），ほか J. Clin. Pharmacol. 54（11）1221－1229／（2014．11） Ondansetron（静注）の用量が24mgまたは32mgの場合，あるいは静注時間が15分未満の場合には，臨床的に問題となるQT延長が誘発される可能性がある。

HIV治療薬RitonavirおよびEfavirenzと抗癌剤Nilotinibとの相互作用の可能性：癌に罹患したHIV患者に適用可能なヒト初代培養肝細胞における研究；In vitro-in vivo 外挿法を用いた検討

Pillai V.C.（Univ. Pittsburgh，Pittsburgh／USA），ほか J. Clin. Pharmacol. 54（11）1272－1279／（2014．11） Nilotinibのクリアランスはritonavirにより5.8倍低下し，efavirenzにより2.1倍上昇すると推定された。