European Medicines Agency・PRAC,Corlentor/Procoralan(Ivabradine)による心臓障害(心臓発作,徐脈など)のリスク低減措置を勧告
治療開始/用量調節時の安静時心拍数,治療中止時点の判断,他剤との併用,心房細動のモニタリング,開始/最大用量などについて勧告していることなど。
Kharbanda E. O.(HealthPartners Inst. for Education and Res.,Minneapolis/USA),ほか
JAMA 312(18)1897-1904/(2014.11.12)
Tdap(tetanus toxoid, reduced diphtheria toxoid, and acellular pertussis vaccine)により絨毛膜羊膜炎の診断が認められるリスクが上昇した。
Biagi C.(Univ. Bologna,Bologna/Italy),ほか
Eur. J. Clin. Pharmacol. 70(12)1505-1512/(2014.12)
3剤の中で,bevacizumabでは眼部感染(眼内炎,ぶどう膜炎)が,ranibizumabでは心血管系の有害反応(脳血管発作,心筋梗塞)が多く報告された。
大学の小児病院における薬物有害反応の特定のための病院管理データベース(Programme de Medicalisation des Systemes d’Information,PMSI)の利用:ファーマコビジランスセンターへの自発報告(French PharmacoVigilance Database,FPVDB)との比較
Durrieu G.(Toulouse Univ. Hosp.,Toulouse/France),ほか
Eur. J. Clin. Pharmacol. 70(12)1519-1526/(2014.12)
最も多く報告された薬物有害反応は,PMSIでは筋骨格系および結合組織障害,FPVDBでは皮膚および皮下組織障害と一般・全身障害であった。疑わしい薬剤として最も多く挙げられていたのはPMSIでは抗悪性腫瘍剤,FPVDBでは感染症治療剤であった。