Aminkeng F.(University of British Columbia,Vancouver/Canada),ほか
Br. J. Clin. Pharmacol. 82(3)683-695/(2016.9)
RARG rs2229774,SLC28A3 rs7853758,UGT1A6 rs17863783の変異がanthracycline誘発の心毒性に関連していた。
Ho T.(Indiana University School of Medicine,Indianapolis/USA),ほか
Br. J. Clin. Pharmacol. 82(3)784-792/(2016.9)
R-citalopram曝露は認知機能障害に関連した主な要因であった。
喘息患者におけるβ遮断薬点眼剤の呼吸器への影響:臨床試験の集団ベース研究とメタアナリシス
Morales D. R.(University of Dundee,Dundee/UK),ほか
Br. J. Clin. Pharmacol. 82(3)814-822/(2016.9)
非選択的β遮断薬点眼剤は,肺機能に有意に影響し,喘息症状を悪化させた。これら薬剤は喘息および高眼圧症の患者に使用すべきではない。
Wang L. Y.(Taipei Veterans General Hospital and National Yang-Ming University School of Medicine,Taipei/Taiwan),ほか
Br. J. Clin. Pharmacol. 82(3)823-830/(2016.9)
Douros A.(Leibniz Institute for Prevention Research and Epidemiology – BIPS GmbH,Bremen/Germany),ほか
Br. J. Clin. Pharmacol. 82(3)839-848/(2016.9)
Monthly recap of health product safety information
Health Product InfoWatch(August 2016/7pp)
2016年7月に医療専門家および消費者に対して行われた勧告や安全性レビューの概要。Blincyto(blinatumomab)による時に致死的で生命を脅かす膵炎,codeine含有製品による小児および青年における呼吸抑制,hydrocodone含有製品による小児および青年における呼吸抑制などについて記載。
New Health Product Safety Information:Review article;注入皮膚充填材による有害事象-顔面血管障害(更新情報)
Health Product InfoWatch(August 2016/7pp)
Health Canadaは,2010年7月に皮膚充填材の使用に関連する顔面血管障害のリスクについて医療専門家に対し情報提供した。以降,複数の科学文献において,意図しない皮膚充填材の血管注入に関連した顔面血管障害を含む重篤な有害事象が示されている。2016年6月時点で,Health Canadaに皮膚充填材に関連した顔面血管障害が16件報告された。医療専門家は,意図しない血管注入による有害事象(細動脈塞栓,失明,壊死など)を回避するための適切なトレーニング,知識などが重要であることについて再度注意喚起された。本レビューの時点で,カナダ国内で88品目の皮膚充填材(hyaluronic acid:83品目,poly-methylmethacrylate:1品目,calcium hydroxylapatite:3品目,poly-L-lactic acid:1品目)が販売許可を受けていることなどについて記載。