海外安全性情報速報
JAPIC Pharma Report 海外医薬情報（速報）

No.1066　2017年1月19日発行

承認関連情報

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安全性情報

Clinical Picture：鎌状赤血球βサラセミア患者の静脈性尿路造影写真の特徴；Paracetamolによると思われる血尿を呈した1症例の報告

Nasr L. A.（American University of Beirut Medical Center，Beirut／Lebanon），ほか Lancet（10065）196／（2017．1．14）

鋸歯状のMarine Nose：1症例の報告

Schlapbach C.（Bern University Hospital，Bern／Switzerland），ほか N. Engl. J. Med. 376（3）267／（2017．1．19） adalimumab治療を受けていた強直性脊椎炎患者において鼻に腫脹と潰瘍が生じ，Serratia liquefaciens，Mycobacterium marinumが同定された。入院2ヵ月前にglucocorticoid含有鼻腔用スプレーを使用していた。

腎移植患者においてFOXP3 rs3761548遺伝子多型はTacrolimus（Prograf）誘発の急性腎毒性と関連する：中国人患者114例における検討

Wu Z.（Fudan University，Shanghai／China），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 73（1）39－47／（2017．1）

健常被験者における中等度のCYP3A4阻害剤AprepitantがBosutinibの曝露に及ぼす影響（AUCおよびCmaxの上昇）：Phase Iオープンラベル無作為化クロスオーバー試験

Hsyu P.－H．（Pfizer Inc，La Jolla／USA），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 73（1）49－56／（2017．1）

糖尿病を有する／有しない結核患者における抗結核薬の濃度：プロスペクティブ研究

Kumar A.K.H.（National Institute for Research in Tuberculosis，Chetpet／India），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 73（1）65－70／（2017．1） 糖尿病と新規に診断された，またはinsulilnなどを投与された結核患者では，isoniazidおよびpyrazinamideの血漿中濃度が低かった。

入院時に生命予後が限られた進行性の慢性疾患患者における薬物有害事象：プロスペクティブ横断研究

Sevilla-Sanchez D.（Hospital de la Santa Creu de Vic，Vic／Spain），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 73（1）79－89／（2017．1） 主な薬物有害事象として，抗凝固過剰，corticosteroidの使用に伴う高血糖，利尿薬およびサプリメントの使用による代謝障害／電解質障害などが見出された。

パーキンソン病患者における麦角系および非麦角系ドパミン作動薬と心不全：VigiBaseのデータ解析

Montastruc F.（Centre Hospitalier Universitaire de Toulouse，Toulouse／France），ほか Eur. J. Clin. Pharmacol. 73（1）99－103／（2017．1） 心不全の発症と麦角系ドパミン作動薬（特にpergolide，cabergoline）との間に有意なシグナルが認められた。