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とうがん

 
冬瓜と書く。別名は、カモウリ(氈瓜)。学名;Benincasa hispida。ウリ科トウガン属。つる性一年草。東南アジア原産、東南アジアから中国、日本で広く栽培されている。日本には10世紀ころ伝来。夏に黄色の雌雄同株の花をつけ、果実は円形か楕円形で非常に大きくなり、短径30cm、長径80cmくらいになる。果皮は堅く若いときは白い毛があり、だんだん抜けて、表面にろう質を分泌し白色になる。果実は食用となり、水分が多く、味は薄く、煮物、あんかけ、酢の物、スープ、蒸し物などとして他の味を含ませる料理に用いられる。種子を冬瓜子(とうがし)と呼び薬用にする。含有成分は脂肪酸、アデニン、トリゴメリン(trigonelline)など。冬瓜子は局方収載。(hy)
 
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