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だつら

 
このダツラは特別の品種である、1960年ごろ、幻覚物質の民俗学研究者石川元助先生が南アメリカから、特に強い作用を有するという株の種を数粒もってきた。ただ一粒が発芽したものである。この成分はアトロピンをほとんど含まず、スコポラミンが主成分であり、医薬原料植物として好都合で生産にも用いられた。ところが、この株は花は咲けども実がつかず、以来、挿し芽で増やしてきたものである。冬越しが難しかったのだが、このごろの暖冬で屋外でも大きな株になる。年に数回、数多くの花が咲く。(ks)
 
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