ホーム JAPICの紹介 サービスの紹介 附属図書館 アクセス サイトマップ リンク  
JAPICの紹介
HOME > JAPICの紹介 > 理事長挨拶

理事長挨拶

財団法人 日本医薬情報センター 理事長 赤川 治郎 日本医薬情報センター(JAPIC)は1970年、日本製薬工業協会加盟の有志25社により任意団体として発足しましたが、その2年後、厚生省から財団法人として認可されました。その後、2006年に成立した公益法人制度改革関連三法の施行により、一般財団法人に移行することとし、2012年4月より「一般財団法人 日本医薬情報センター」となりました。設立当初から製薬企業と医療機関との架け橋をモットーに、安全性および有効性を中心とした医薬品情報の提供サービスを重点的に行ってまいりました。医薬品に関する国内外の情報を迅速に集め、公正な立場で整理・分析し、的確であって、使い易くかつ見易い形式の情報に加工し、それらを医療機関、製薬企業に速やかに提供することによって、国民の健康、医療の向上に寄与することを目的に活動しています。

 創立以来50年ほどの歴史を経て、この間、添付文書情報を網羅した「JAPIC医療用医薬品集」「JAPIC一般用医薬品集」は日本医薬情報センターの出版物として幅広く認知され、それらの電子版とともに親しまれています。また、国内医薬品安全性情報に重点をおいた「医薬文献・学会情報速報(JAPIC-Q)サービス」および「海外規制当局等安全性措置情報(JAPIC DailyMail(JDM)およびJDM Extra) などもよく利用していただいています。また、薬事法改正に伴う感染症情報(JAPIC-Q Plus、JDM Plus)サービスの提供のほか、利用者の検索結果をカスタマイズしたサービス(JAPIC-QX)、医療機器・再生医療等製品安全性情報(JAPIC-Q医療機器)サービスやMEDLINE等の外部データベースを検索するサービス(JAPIC-DBS)の提供など、利用者の皆様の多様なニーズに対応してきています。さらに、総合的な情報検索サービスとして医薬品情報データベース(iyakuSearch)等をご利用いただいておりますが、これに加え、研究機関や企業の皆様に必要性が高まりつつある大規模安全性情報サービス(JAPIC AERS)の提供も開始しています。

 近年、医薬品や医療機器等については品質、有効性および安全性を確保するため、科学性をもって、より短期間に、より効率的に、しかもグローバルに開発されるようになってきていることから、製造販売後の医療機関等での使用における安全情報はますます増加し、安全対策の重要性は一層高まっています。今後、医薬品等の開発から製造販売後までのあらゆる局面での医薬情報の収集、分析、必要な情報提供や措置といったサイクルをより迅速に回していく必要があります。こうした状況の下で、私どもJAPICは、医薬関係者の皆様の多様なニーズを的確に踏まえ、正確な情報をタイムリーかつ適切に提供するために日々業務の質の向上に努め、皆様のお役に立てるよう努力をしてまいる所存です。

 今後とも、皆様からのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

財団法人 日本医薬情報センター 理事長 赤川 治郎